モルガン・スタンレー、ワコビアと合併協議
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米証券大手のモルガン・スタンレー(NYSE:MS)は、米銀大手ワコビア(NYSE:WB)のほか、少なくとも別の1行との間で合併に向けた予備的な協議を行った。事情に詳しい筋が明らかにした。
急落する自社の株価を支えるための策を検討しているモルガンは、同社株の下落を見込んだ空売りを抑制するため、規制当局および大規模な年金基金にも接触した。
過去数日での株価急落を受け、モルガンの時価総額がワコビアをやや上回る程度の水準に落ち込んだことから、最も可能性が高いのは対等合併。ワコビアも、2006年に買収したカリフォルニア州の住宅金融会社ゴールデン・ウェスト・ファイナンシャルなどで、住宅ローン市場の混乱から打撃を受けている。
モルガンは17日、急落する株価を支えるためにあらゆる措置を講じる、とした。
広報担当者は「当社で最も優れた人々が解決策に注力している」と語った。合併の可能性に関する協議について質問されると、コメントを避けた。
同社は、当面は資金調達を必要としないため独立を維持できる、との見方を示してきた。その一方で、投資銀行への信頼は、急速に薄れる可能性のある、何としても維持しなければならない貴重な財産であることも認識している。
モルガンのジョン・マック最高経営責任者(CEO)はこの日、ポールソン米財務長官とコックス米証券取引委員会(SEC)委員長、米ゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)のロイド・ブランクファインCEOに電話をかけ、両社の株価の急降下に歯止めをかける方法を話し合った。
事情筋によると、そのなかで合併は協議されず、議論はゴールドマンとモルガンの株価下落に賭けた空売りをどう抑制するか、という点に集中したという。
モルガンの同日終値は、前日比6.95ドル(24.22%)安の21.75ドル。ゴールドマンも同18.51ドル(13.92%)安の114.50ドルで取引を終了した。
(09/18日経ネット)
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